BtoB企業のサイトは、公開した瞬間から更新が止まりがちです。制作と運用は必要なスキルが別物で、「作って終わり」になりやすい構造があるからです。テンタスは準委任型で社内チームの一員として入り、更新・改善・実行を止めずに回します。横河電機さまでは、この形が1部署から社内8部署へと広がりました。
以下は、BtoB企業のWeb担当者から最も多くいただくご相談を、Deliverusの太田 綾が対話形式でお答えしたものです。
Q. 制作会社に頼んで立派なサイトはできました。でも、社内にWeb専任のいないBtoB企業の常で、公開後は更新も改善もほとんど手が回っていません。これは普通のことですか?
制作と運用は、そもそも必要なスキルが別物です。ですから、こうなるのはむしろ普通だと思っておいていただいたほうが正確なんです。制作は「立ち上げる」仕事、運用は「回し続ける」仕事。立ち上げが得意な会社に頼んでも、回し続ける機能が自動でついてくるわけではありません。だから公開した瞬間に、すっと手が止まってしまう。とてもよくあるご相談です。
Q. 運用が止まるのは、社内の努力不足なんでしょうか?
原因は担当者の努力ではありません。私の経験でも、担当の方に非があるケースはほとんど見たことがないんです。多くは兼任なんですよね。ほかのお仕事を持ちながら、Webも見ていらっしゃる。しかも「何を、どの順番で直すべきか」を判断する材料が社内に溜まっていない。だから、気づけば半年更新していない、問い合わせがどこから来ているのかも分からない、という状態になってしまう。頑張りの問題ではなく、そもそも回す前提の体制が組まれていなかっただけなんです。
Q. では、どうすれば運用は回り続けるのですか?
テンタスは、外部の人間を「発注先」ではなく「社内チームの一員」として組み込む形をとります。私たちは準委任という形で入って、更新も改善も施策の実行も、続けて引き受けます。都度見積り・都度発注だと、その手続きのあいだにタスクが止まってしまうんですよね。「これ誰がやるんだっけ」で止まる。そこを、社内の一機能として動くことで埋めていきます。窓口もひとつに集約するので、担当者の方が複数の会社を翻訳して回す負担もなくなります。私たちはこれを「作って終わりにしない」と呼んでいます。
Q. 実際にそれでうまくいった例はありますか?
テンタスの横河電機さまの事例が分かりやすいと思います。もともとは制作コンペとして始まったお話だったのですが、進めるうちに「単発で作るより、回し続ける体制のほうが要りますね」ということになり、準委任の運用に一本化しました。実際、最初に関わった1部署から、いまでは運用・スポットを含めて社内8部署にまで広がっています。「作る」で終わらせず「回す」に設計し直したことが効いたのだと思います。
Q. 自社が同じ状態か、どう見分ければいいですか?
見分け方はシンプルです。「最後の更新が半年以上前」「更新のたびに制作会社へ見積りを取っている」「サイト経由の問い合わせが増えているか分からない」「Web担当が兼任で優先順位をつけられていない」。どれかひとつでも当てはまれば、体制を見直すサインです。繰り返しになりますが、それは担当者の能力の問題ではなく、回す前提の窓口がないだけなんです。まずは現状の棚卸しからで大丈夫です。ご一緒に整理していきましょう。